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アトピー性皮膚炎についてアトピー性皮膚炎について、様ざまな誤解が世間では見られます。 自然食関係の人は、アトピーの原因を、食品だと言い、自然療法の 関係の人は、様ざまな化学物質が原因だといいます。合成洗剤が 原因というグループもあります。 それぞれの業界の人たちが、業界に都合の良い情報を流し、 患者を混乱させている現状がこの国にはあります。 また、ステロイド剤への不信感が相変わらず強く、治療に支障をき たしている現実も「あります。 このページは、アトピーに悩んでいる人に、正確な情報を伝えるために 作りました。 |
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アトピー性皮膚炎とアトピー体質アトピーに悩む人なんて昔はほとんどいなかったわけですが、 今は本当に悩んでいる人が多いですね。アトピーは子供に多く見ら れる症状ですが、大人になってもまだその症状が治らず、苦労して いる人がたくさんいます。 アトピー性皮膚炎のことを略して「アトピー」と呼ばれることが 多いですが、厳密には両者は違います。「アトピー」というのは、 医学的には「アトピー素因」のことを指します。 アトピー素因とは、アトピー性皮膚炎を含めたアレルギー性鼻炎、 気管支喘息などのアレルギー性の病気になったことがある人、 あるいは家族にそうした症状のある人の体質のことです。 遺伝的に決まっている体質なので、アトピー体質といっても良 いかもしれません。 アトピー性皮膚炎は、こうしたアトピー素因を持つ人が多く発症 する病気です。アレルギーとも関係していることが多く、ダニやハウス ダストといった刺激がもとで発症することもあります。アレルギーでなく ても、アトピー素因を持つ体質の人は皮膚の保護機能が普通の人より 弱いために、肌の水分が失われる割合が大きく乾燥肌になりがちで、 化学物質などのアレルギーの元となる物質が肌から進入しやすい肌の ため、アトピー性皮膚炎を発症しやすくなります。 多くのアトピー性皮膚炎はもともとの体質から来るものなので、 完治するのは難しく、薬などで症状を抑えながら生活をするよ うになります。というと、「体質が原因ならアトピーは昔からあった はず。私が子供の頃は、そんな人はいなかったという人がいます。」 しかし、アトピー性皮膚炎は今ほど深刻ではないですが、 昔からあった病気です。それに原因があるからといって、 必ずしも結果が起こるわけではありません。アトピー素因という 原因がある人だからといって、その皮膚炎になるとは限らない のです。 アトピー性皮膚炎の原因は完全に解明されているわけではな いですが、アレルギーの側面が大きい病気です。昔は今ほど 住宅建材やハウスダスト、ダニ、その他の化学物質に肌が触れる 機会が多くなかったはずです。肌への刺激となるものが多い現代 の生活が、アトピー性皮膚炎になる人を増加させているのは間違 いありません。 アトピー性皮膚炎の治療 アトピー性皮膚炎の症状は、良くなったり悪くなったりを繰り 返すことが多いものです。しかし、たまたま良くなる時期に、 特定の食事法や療法の民間療法を行い、症状が改善しただけ のものを、その療法の効果であるかのように宣伝していることが あります。また、アトピー性皮膚炎でも何でもないものを「アトピー」 と決め付けて、ナントカ療法で治ったと写真を公開して集客してい る民間治療もあったりします。 特定の食べものを食べたりして病気が治ることはほとんど 考えられませんし、ナントカ風呂に入ったり、合成洗剤は危ない と思って石けんを使ったりしたところで、もともとの体質から来る 病気を完全に治すことはできません。病院で行われている正規の 治療はこの観点から、完治させるというより症状を抑えること、 そしてその状態を維持することを目的に行われています。 アトピー性皮膚炎の治療は、塗り薬とスキンケアが中心となります。 かゆくてかきむしってしまって症状が悪くなることがあるので、かゆみ を抑えるために抗アレルギー剤のようなかゆみ止めを使います。 しかし、炎症そのものを抑えるには、ステロイド剤が有効です。 ものすごく怖いの薬であるかのように思われがちなステロイド剤 ですが、この薬は治療の柱となる重要な薬です。用法を守り、 適切な使い方をすれば、実際にはそんなにひどい副作用はない 薬です。過去に誤った使い方により症状が悪化する例があったの も事実ですが、今はかなり薬の用法が見直されているので、医師 の指示に従って、正しい使い方をすればそんなに問題ありません。 ステロイド剤を悪魔の薬であるかのように言っているのは、 日本だけです。 アトピー性皮膚炎に見られるような炎症とは、免疫細胞が異物と 戦うために起こる症状です。この過剰な免疫反応を抑える働きが あるのがステロイドです。ステロイドは飲んだり注射したりして使う ものもありますが、たいていは塗り薬になったものを症状の出てい るところに塗って使用します。塗り薬なので、一部の民間治療で言 われているように、肌に塗った程度で全身に副作用が出るというこ とはまずあり得ません。 ステロイドのような塗り薬を使うほかに有効なのが、スキンケア です。肌を常に清潔に保つだけでアトピーの症状が改善します。 清潔に保つのと同時に水分や脂分を皮膚に与えることが必要に なります。 アトピー体質の人は、皮脂の分泌が悪かったり、セラミドという肌 の水分を保ち、外からの刺激物を体内に入れない働きのある 細胞間脂質の量や働きが悪いために肌のバリヤー機能が弱く、 刺激に弱いためにアトピー性皮膚炎の症状が現れます。 そこで肌のバリヤー機能をいかに保つかが重要となります。 肌を清潔に保ち、水分や脂分を補うことが必要になります。肌を 清潔に保つには、よく洗うことです。備長炭とかナントカエキス配合 のやたらと値段の高い石けんが売られていたりしますが、余計な ものが入っていると、それが刺激になることがあるため、シンプル なものを使った方が良いようです。 たとえばアミノ酸シャンプーは石けんより刺激の少ない洗浄剤で、 アミノ酸系の保湿成分も含むのでアトピーやアレルギー体質の人 にとてもおすすめできます。 肌を清潔にした後は、ワセリン、オイル、尿素のクリームなどを 使い、油分の補給をします。症状によって使うものが違うので、 医師に聞いた方が良いでしょう。 ステロイドに代表される塗り薬は、実際にはそんなに恐ろしい 薬剤ではなく、海外では普通に使われているというか、そんな 考え方はされていないものです。アトピー治療には有効性が確認 されているものですが、それでも使いたくない人、アトピー体質 そのものを何とかしたい人は、そういう治療法を提唱する医師 もいるので、次のページ アトピー・アレルギーの原因はリラックスのしすぎ? をお読みください。 このページを作る際、以下の書籍を参考にさせていただきました。 アトピー性皮膚炎―最新・賢い患者学 聖路加国際病院健康口座 同病院皮膚科医長 衛藤 光監修 アトピービジネス 金沢大学医学部皮膚科教授 竹原和彦著 「アトピー性皮膚炎―最新・賢い患者学」は、アトピー性皮膚炎のことを 専門医師の立場から科学的にまた、わかりやすく解説した良書です。特 にステロイド剤についての説明がとても充実しています。 「アトピービジネス」は、アトピー治療に多額のお金を使ってしまった人 にぜひ読んで欲しい本です。アトピー治療がとても良い商売になってしま っていて、被害を受ける人たちが増えている事例が多数紹介されています。 「アトピー性皮膚炎―最新・賢い患者学」の著者、衛藤光氏も高く評価 している本です。 スポンサードリンク |
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