アトピー・アレルギーの原因は、リラックスのしすぎ?
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アトピー・アレルギーの原因はリラックスのしすぎ?

  
 アトピー・アレルギーの原因はリラックスのしすぎ」と聞くと、
反発を感じる人がいるかもしれません。アトピーやアレルギー
症状に悩む方の中にはは、リラックスどころか日々たいへんな思
いをしているという方もいると思います。

 でも、免疫革命の著者安保徹氏は、リラックス、つまり体をあまり
動かさない生活が、アトピー性皮膚炎やアレルギーの症状を悪化
させているといいます。

 リラックスした生活をしすぎた生活は、副交感神経の働きが優位
になり、リンパ球という免疫をつかさどる役割のものが増えます。
このリンパ球が活動しすぎるのが、アレルギー症状の出る原因だと
安保氏はいいます。そのほか、水道の塩素もアトピーの症状が悪化
する原因の一つになっています。
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アトピー・アレルギーの原因


 
今の時代、なぜこうもアトピーやアレルギーに悩む人が多くなって
いるのでしょうか?

 子供がひどいアトピーだから、とか自分自身や家族がみんな
アレルギー持ちだということで、刺激が少ない石けんを使ったり、
食べ物にものすごく気を使っている人たちがいます。

 アトピーやアレルギーの原因については、世間ではいろいろなこと
が言われています。マクロビオテックや自然食の業界の人たちは、
「食事が原因」と言い、添加物や農薬などの科学物質の害を説きま
す。


 民間療法をやっている人たちは、ステロイド剤の使用など今の医学
を否定して、東洋医学的な自分たちの療法を薦めています。


 石けん運動をしている人たちは「合成洗剤が犯人」と断定し、
合成洗剤をやめて石けんを使えば治ると言います。そして、それぞれ
自分たちのやり方でアトピーが治った人たちの体験談をパンフレット
などに掲載して、「営業」に利用しています。


 宗教的なものとか、オカルトまがいのものまで含めれば、この
「アトピービジネス」は、相当な経済規模になっていると思います。
私自身は、アトピーとかアレルギーの類は全くありませんが、
現状のような業界の人間が自分たちの商売に利用しやすい事実
だけを大きく取り上げ、情報を発信している状況は、アトピーや
アレルギーといったことで真剣に悩んでいる人たちを食い物にし
ているようで、とても嫌な気分になります。


 アトピーの原因については、インターネットで検索するといろいろ
と怪しげな理論を見つけることができます。が、医学的には根本的
な原因は「良くわからない」とされています。遺伝的に「アトピー素因」
と呼ばれる肌のバリヤー機能が普通の人より低い体質の人が
アトピー性皮膚炎を発症することが多いわけですが、そんな体質の
人が全員発症するわけではなく、アレルギーとも関連していることも
あります。ただアレルギーの原因というのはまだはっきりわかってい
るとはいえず、断定的に○○が悪いとはいえません。


 原因がしっかり分かっていないのに、アトピーの原因は○○だ。
だから○○療法なら治るとか、玄米食にすれば治るとか、合成洗剤
をやめれば治るなどということはあり得ません。確かにそれで症状
が改善する人がいることも一面の事実ではありますが、玄米食で
かえって体調をくずす人もいるし、石けんシャンプーよりも市販の
いわゆる「合成シャンプー」を使う方が調子がいいという人もいます。


 今あるどんなやり方も、絶対的に「効く」ものはないのです。


 それにしてもこれだけ医学が発達しているのに、医師や病院を
信頼しないで、非科学的で怪しい理論を元に行うわれる民間治療
に惹かれてしまう人が多いのはどういうことでしょうか?どうもそれ
は、現代の医学が病気の症状を鎮めることにのみにとらわれるよう
になってしまい、症状を引き起こす根本原因を解決するということ
ができなくなってしまっているからのような気がします。


 極めて個人的な経験から、私はアトピーの原因は、「日頃の生活
習慣と水道水の塩素ではないかと思っていました。とはいっても私
は医者ではありません。まともな理論的背景もなくいい加減なことは
言えません。が、最近私の考えを裏付けてくれるような本に出会い
ました。


 免疫革命という本です。新潟大学大学院医学部教授の安保徹
という人が書いたこの本は、免疫についての著者独自の理論により、
ガンや膠原病、アレルギーやアトピーなど様ざまな病気の根本的
な原因と治療法を説明しています。アレルギーやアトピーでお悩み
の方は、ぜひ読むことをおすすめします。この手の本によくあるよう
な、怪しげな理論を使って自社商品を売り込もうとするようなもので
はなく、しっかりした医学的考察に基づく本です。


 本の中では、免疫を活性化させることで、ガンが治った人や
ステロイドをやめて自己治癒力を引き出す治療をすることで、
アトピーを治した人などの事例が紹介されています。


 著者によると、あらゆる病気は自律神経、すなわち交感神経と
副交感神経のバランスが崩れることから起こります。交感神経は、
身体の興奮をつかさどり、副交感神経は体をリラックスさせます。
強いストレスやがんばりすぎなどで、交感神経の働きが過剰に
なると白血球の中の顆粒球という、細菌と戦う役割のものの割合
が増え、活性酸素を出して体の組織を傷つけてしまいます。
そしてそれが原因で胃潰瘍、十二指腸潰瘍、ひどい場合には
膠原病やガンになるのです。


 一方、のんびりリラックスした生活をしすぎると、副交感神経
の働きが優位になり、リンパ球という免疫をつかさどる役割の
ものが増えます。


 アレルギーは、抗原と呼ばれるアレルギーの元になる物を体
から排出しようとして起こる症状です。抗原とは花粉や農薬、
水道の塩素などの科学物質、人によっては特定の食べ物のこと
もあります。アトピーにしろぜんそくのような症状にしろ、アレルギー
は、リンパ球が増えすぎて免疫が過剰に働くようになってしまった
ために現れる症状なのです。
 

 現代社会は、副交感神経優位になりやすい社会です。つまり、
昔と比べると肉体的にのんびりゆったりした生活をしているという
ことです。昔は農作業その他の肉体労働があったし、長い距離
を歩いて移動することも多かったわけです。食糧事情も悪かった
ために、それらがストレスとなり交感神経が緊張していました。


 でも、今は自分から積極的に体を動かさなければ、あまり
労働などで肉体を使う機会がありません。食事も良くなりました。
大人の場合は、運動不足と食べすぎが副交感神経を優位にし
ている。子供の場合は親の過保護がそうしていると著者は言い
ます。


 昔の子供は家の手伝いや農作業に刈り出されることも多く、
遊ぶときは外で日が暮れるまで遊んでいました。そうやって体
をよく動かしていたので、交感神経が刺激されていました。
つまり、体を興奮させる状態だったということです。


 でも、今の子供はあまり外で遊びません。特に都会ではそう
です。体をあまり動かさず、少子化のために兄弟が少なく、親から
よく面倒を見てもらえるようになりました。「過保護」になったと著者
は言います。運動不足と過保護で子供がリラックスし、副交感神経
が優位になり、リンパ球が増える傾向にあります。加えて今の世の中
には、アレルギーの元になる農薬や排気ガス、水道の塩素などの
化学物質が多く存在します。リラックスのしすぎと抗原の多さが重なり、
アレルギーやアトピーの子供が増えていると著者は言います。


 免疫革命の本では、アトピー性皮膚炎以外にもガンなどの病気が
今までとは違った視点で書かれています。関心のある人は、理論を解説
した免疫革命と、その日常生活での実践法を書いた免疫革命・実践編
をあわせて読むことをおすすめします。


 「免疫革命」の本は、若干理解が難しいので、科学や医学が苦手な
方は、同じ著者が無能唱元というお坊さんと、免疫についての対談をし
ている本、免疫学問答―心とからだをつなぐ「原因療法」のすすめ
読んだ方がよいかもしれません。専門的な用語は極力省いて話してい
るので、私たち医学の知識が乏しい読者でも理解することができます。
できれば「免疫革命」とあわせて読むことをおすすめします。免疫や
病気になるメカニズム、アトピーやアレルギーの原因を良く理解する
ことができます。


 自分自身の経験からも、都会で大事に育てられ、アレルギーの元
になる汚染物質が多くなっているからアレルギー、アトピーの人が増
えているという著者の考えがわかります。私の生まれ育ったのは、
静岡県の山奥の山村のようなところです。バスが1日に数本しか来ま
せん。日が暮れるとあたりは真っ暗。特に冬場などは、夕方5時を過
ぎるとほとんど出歩く人はいなくなってしまいます。
  

 小学生の頃、そんな山奥の田舎にある私の家に、親戚の女の子
が遊びに来たことがあります。横浜に住む親戚の幼稚園児の女の子
で、アトピー性皮膚炎でした。当時私は「アトピー」という言葉を知りま
せんでした。統計的には私の年代(30代後半)だと半数くらいは、
何らかのアレルギー持ちのようなのですが、私を含め周りに
アレルギーとかアトピーの子供は一人もいませんでした。


 女の子は夏休みの間の一月くらい滞在しました。当時は私を
含め親兄弟、近所の子供など、誰もアトピーが何かなんてぜん
ぜん知りませんでした。今ならもっと気を使うのですが、何の知識
もないので自分たちがやっていた遊びに彼女を連れまわしました。


 近くの川で泳いだり、魚を捕ったり、釣りをしたり、山に遊びに行っ
たり...昔ながらの遊びです。でも、そうやって横浜ではまずでき
ない子供らしいというか、体をよく使うような遊びで毎日を過ごして
いるうちに、女の子のアトピーの症状がとても改善されました。


 最初胸の辺りがかなり赤くただれたようになっていたのが、
半月後にはまだ多少赤いところが残ってはいるものの、そんな
にひどい状態ではなくなりました。


 もう一度言いますが、私たち子供も周りの大人も、田舎の人間
はアトピーのことなんて何も知りませんでした。彼女のアトピーを
治そうとして気を遣ったり、何かしたりということも全くありません。
ただ普通に遊んでいただけです。でも、半月後にはお母さんが
「良くなったねー」とニコニコ喜ぶほどアトピーの症状が改善され
たのです。


 私の母は、今のアトピーの子供さんを持つお母さんたちみたい
に食事に気を使ったりはぜんぜんしませんでした。玄米なんて
ぜったい食べません。


 野菜は自分の家で作っています。無農薬ではありますが、
有機農業をやろうとしているわけではなく、作り方がいい加減な
ので、品質は良くありません。手抜き農業で結果的に無農薬
になったような野菜です。添加物のことなども母はまったく興味
というか関心はありません。


 休みの日には家族そろってカップラーメンを買いに行くような
家庭でした。食事の質とか安全性なんて全く考えていません
でした。でも、そんないい加減な食事でもあの子のアトピーの
症状は治ってしまったのです。私たち兄弟もアトピーとか
アレルギーにはなっていません。


 ひょっとしたらアトピーを治すのに、食事はあまり関係ない
のかもしれません。個人差があるので一概に言えませんが、
それより外で遊んで体をよく動かすことの方が大切なのでは
ないでしょうか。


 それから、アトピーの子供に気を使って粉石けんで洗濯を
するお母さんが多いですが、私の母はそんなことは絶対しま
せんでした。というより、合成洗剤は石けんに比べて刺激が強
いことが多く、アトピーがひどくなる可能性があるというような、
世間で言われていることなんて全く知らないし、関心もありま
せん。ずっと市販の普通の合成洗剤を使い続けていました。


 私の家は食事はまったくほめられたものではありません。
アトピーの子のために安全に気を使って食事を作っている
お母さんが見たら、怒ると思います。それに毎日合成洗剤で
洗濯をしていました。お風呂も全く気を使いません。あの頃
はボディーソープなんてなかったので、体は石けんで洗って
いましたが、頭を洗うときには、普通のシャンプー、いわゆる
「合成シャンプー」を使っていました。アトピーの子供に気を
使う今のお母さんたちなら、ぜったいやらないことだと思いま
す。にもかかわらず、女の子のアトピーの症状はかなり改善
し、最終的にはほとんどなくなってしまいました。


水道の塩素がアトピーの悪化原因か?


 今、あの女の子のアトピーが良くなった理由を考えてみると、
毎日外で元気に遊んだということのほかに、「水」の質が良か
ったからではないかと思います。


 私の家がある地域は、公共の水道がなく、井戸を掘って地下水
を飲料水や生活用水にしています。井戸水なので塩素は入って
いません。夏は冷たくて冬は温かい、とてもおいしい水です。
ミネラルウォーターを毎日飲んでいるようなものです。特に夏の
暑い日などは、水道のホースから直接ガブガブ冷たい水が飲め
てとても気持ちのいいものです。


 飲み水だけではありません。洗濯も「ミネラルウォーター」
です。食器洗いにも、顔を洗ったり、手を洗ったり、歯を磨いた
り、お風呂にもこの「ミネラルウォーター」を使います。車を洗う
のも、お掃除、雑巾がけも、トイレも!「ミネラルウォーター」で
す。都会では絶対にできないぜいたくを毎日しています。


 「免疫革命」の本には、水道水の塩素が刺激になりアトピー
が発症する原因の一つになっているとあります。塩素が心配で、
台所に浄水器を付けている家庭は多いと思います。でもそれだ
けでは不十分です。特にお風呂が問題です。本の中にはお風呂
の塩素のために全身が真っ赤になってしまう赤ちゃんの話が
載っています。


 そこまでではなくても、「塩素」という皮膚にとっての刺激物を
排泄しようとアトピーの症状が出るので、お風呂の塩素は問題
です。「お父さんに先に入ってもらえば(お父さんが)塩素を吸着
してくれる」からそうしなさいみたいなことを著者は言っています
が、田舎はともかく通勤時間の長い都会では、なかなか子供が
お風呂に入る時間までにお父さんが帰宅するのは難しいのでは
ないでしょうか?それに、なんとなくお父さんを塩素を吸着する
「道具」にしているみたいで、あまり気持ちのいいものではない
ですね。


 そういうことならいっそ、田舎の生活のようにお風呂でも
「ミネラルウォーター」が使えるようになればいいのです。
シャワー用の浄水器が市販されています。そうした物を使って
もいいでしょう。塩素入りのシャワーを10分浴びると、浄水して
いない水道水を2リットル飲んだのと同じ量の塩素が吸収され
てしまうそうです。試してみる価値はあるのではないかと思います。

 アトピー治療に携わる専門医の中にも、アトピーを理由に
子供をほかの子たちと同じ遊びをさせないのはかえって良く
ない。どろんこ遊びとか、スポーツとか、体を使うことを積極的
に行うことをすすめている人がいます。スポーツをしている人
の方が、アトピーの症状が軽いということも事実としてあると
いいます。


 子供に限ったことではなく、体をよく動かすことが免疫の
過剰反応を抑え、アトピー性皮膚炎とかアレルギーの症状
を緩和することは十分考えられます。


アトピーに悩んでいる人は、積極的に体を動かすことを、
始めてみてはいかがでしょうか?



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