健康のための運動は、スポーツとは違う
メタボリックシンドロームや運動不足が心配で、健康のために運動
しようと思っても、なかなかその気になれない人は多いと思います。
そんな人は、運動を、何かスポーツのようなことをしなければならないよ
うに思っているのではないでしょうか?
健康と運動は切り離せないもので、いくら食べものに注意したり、
タバコやお酒をやめたとしても、普段ぜんぜん体を動かさないで運動不足
になっていたら、そのうちに体が弱って、病気への抵抗力もなくなってしま
います。
健康のため、あるいは健康的にやせるための運動というのは、必ずしも
スポーツのようなことをする必要はありません。日常生活の中で、意識的
に体を動かすようにするだけで、かなりの運動効果があります。
公園や歩道をウォーキングしている人たちの姿をよく見ます。歩くことは
とても良い運動になり、メタボリックシンドロームの人や糖尿病の患者の
運動療法として、医師がすすめたりもしています。
でも、歩くことが大切だからと、毎日トレーニングウェアに着替えて公園
に行ってウォーキングなんてしようとすると、挫折をする可能性が高いの
ではないかと思います。
より効果が高いからと、プールの中で水中ウォーキングをしたりするの
もはやっていますが、わざわざ運動のために時間を割かなければならな
いものは、効果的ではあっても長続きさせるのが難しいものです。それよ
りも、普段できるだけクルマを利用しないで、歩くことを心がけましょう。
日常生活で、歩く機会をできるだけ作ることを心がけましょう。
生活の中に歩く機会を
東京などの都市部から地方に引っ越すと太る人がかなりいるようです。
都市部では、公共の交通機関が発達しているため、用事で移動したり、
通勤や通学で電車や地下鉄を使うことが一般的です。駅のホームまで
の階段の上り下り、自宅から駅まで、そして駅から会社までなど、生活
の中にかなり歩く機会があります。ところが地方では通勤も買い物も、
その他の用事で出かけるときも、クルマを使うことが一般的です。
歩く距離は都市部の人の半分にもならないでしょう。
自然環境が豊かなところに住んでいると、自然の中でたくさん体を動
かして、健康的な生活がおくれそうに思いますが、実際にはちょっとした
移動でもクルマを利用してしまうために、運動不足になってしまうこと
が少なくありません。
以前は意識してウォーキングなんてしなくても、楽に消費できていた
カロリーが、クルマに乗る生活をし始めると、消費できなくなってしま
います。運動不足になり、太る原因になります。
できるだけ出掛けるときは歩くということを心がけるだけで、かなり違
うはずです。歩いて行くのがたいへんなら自転車でもいいです。
とにかく、生活の中で体を動かす機会を作りましょう。そして歩くときに
は、だらだら歩かず、キビキビとトレーニングのつもりで早足気味に
歩くことです。
トレーニングウェアに着替える必要はありません。普段出かけるときに、
ついでに運動をしてしまうえばいいのです。
ウォーキングとか自転車のような運動は有酸素運動と呼ばれ、ダイエット
や糖尿病などに効果があることがわかっています。脂肪が燃え始めるの
は20分後からということで、有酸素運動は20分以上続けるようによくいわ
れます。そういわれると20分以下の運動は効果がないような気がしてしま
い、面倒に感じたり、負担になったりして、運動しなくなってしまう人がか
なりいます。
でも、運動は20分以下でもやらないよりやった方がずっと効果があり
ます。健康のためにやせることが運動の目的なることが多いと思います
が、運動には消費カロリーを増やす以外にも、血圧や血糖値を下げたり、
心肺機能を維持したり、体の抵抗力を増す効果もあります。やせることを
考えたとしても、運動することで筋肉が鍛えられ、筋肉量が多くなると、
基礎代謝量が大きくなります。
20分以下の細切れ時間でしか運動をしていない場合、消費カロリーは
そんなに多くないかもしれません。でも、筋肉が鍛えられれば、筋肉は寝
ているときでもカロリーを消費するので、基礎代謝量が増え、やせやすい
体になります。それに基礎代謝量が増えると体全体が活動的になり、
体を動かしやすくなるので、運動するのがつらくなくなってきます。
記録を狙ったり、試合に勝つための運動ではなく、健康のための運動
は、日常生活の中で十分行うことが可能です。主婦の人はぞうきんがけ
を一生懸命するだけでかなりのトレーニングになると思います。布団を
干したりするのもそうです、できるだけ日常生活で楽をしようと思わずに、
体を使うようにすることです。
外に働きに出る人は、できるだけ歩くか自転車に乗る機会を増やして、
クルマに乗る機会を減らすこと。歩くときはしっかり歩く。階段をできるだ
け利用することです。階段は上るときだけがトレーニングと思われがちで
すが、下りるときにもトレーニングになります。
ドスンドスンと、引力に任せて階段を下りていくような人がいますが、
そうではなく、ゆっくりと階段を下りましょう。ゆっくり下りると、片方の足
や腹筋で体を支えながら下りることになるので、良いトレーニングになり
ます。
こうやって少しづつ体を動かすのに慣れてゆき、その気になったら、
休みの日にでもウォーキングをしてみたら良いと思います。できれば
そうしたある程度長い時間続ける運動もした方が効果的なので。
やってみると、以前と違って体が良く動くことに気づくと思います。
そして体を動かすのは案外楽しいということにも気づくのではないか
と思います。
運動することがストレスになって、挫折してしまうのでは何にもなり
ません。普段意識して体を動かすだけでも、筋肉を鍛えたり基礎代
謝量を上げるなどの効果があります。無理のない範囲で、体を動か
すことを初めましょう。
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